同居人はコツコツ型だ。(ま、私もだ)
どう贔屓目にみても才能型ではない。
とはいえ。
マリナーズのイチローを指して「コツコツ型」だというのとはワケが違う。
同居人にしても、私にしても、「コツコツやってますけど、まあ、こんなもんですな」と判っている、いわゆる凡人である。
Activityをひっぱりだすためには、やっぱり私も褒められたら嬉しいし、同居人も同じだ。
ナントカもおだてりゃ……の典型である。
そんなことは百も承知だ。
身内同士で、
「すっごいよね〜さすが〜」
といいあうだけならタダである。
いい大人なんだから、イチから面倒をみる必要もないし、けなしはじめたら、お互い果てがない。
ほどよくバランスをとりながら、なるべく褒めるのが良いのは、ガキもオトナも同じであろう。
が。
ふとした時に同居人が、
「俺ってやっぱ、研究の方、続けててもコツコツ型やったと思うねんな〜」
と言ったのに、ついつい笑ってしまった。
しまった!( ̄□ ̄;)!!
と、思ったがもう遅い。
心理屋のクセに!あたしってバカ!(-_-;)!!
しかし、「いまのナシ!」といえるはずもない。
ぶっちゃけていうなら、同居人は研究にはちっとも向かない人である。
褒められることもなく、認められないまま、他人の踏み台になれるひとではない。
理系は特に、「人間、だれだってそうじゃん」とかいってるうちは、(大学の)ラボには住めないと思う。
正直、ヤツこそがそれをよーく判っているのだと思っていた。
理系のラボで生き残る人というのは「天才」でもだめだし、「バカ」でもだめだ。
それで食えるヤツはどんどん企業に抜かれていくし、走り続けるか立ち止まるかいつも選択に迫られている。(そのへんが文系とはやっぱり違う。なにが違うって世間様の需要が違うのだ)
同居人はそういう決断ができるタイプではまったくない。
立ち止まるしかないときに、走っているフリをしたい人なのである。
私なら寝転んでしまうところだが、同居人はそんなのを「かっこ悪い」と思ってしまうタイプだ。
「家業を継ぐために大学をやめざるを得なかった」というexcuseは、どっちかというとヤツにとって便利なポジションに鎮座しているはずである。
まさか、それに気がついてなかったのか?!
とかいって。
そんなことを家庭内で正直にぬかすのは、オトナの判断としてよろしくない。
つまり、いくら正しくても言ってはいけない。
常々、「この人は、本当に家業を継ぐことにしてよかったな」と思っていたのがオモテにでてしまった好例であろう。
と焦りつつも、しょうがないので、
「あんたは、ラボは向いてないって。なんてったって、常識人なんだからさ〜」
と、付け加えたとき、
ああ、私は天才だ。………こういうことにかけては
と、マジメに思った。
やっぱりさすが、口先で大学に入った女、といわれるだけのことはある。
その評価は、本当に正しい。
こういうことがあると、「あ〜いまの仕事を選んで本当によかったな」と心から思う。
フツーの一般企業のOLなら、とても勤まるまい。

