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匠の技〜Before&After

どんなへなちょこブラバン出身の私とて………。
知っていましたとも。




いくら金管楽器でもホルンは高い





息子のパートがホルンに決まったとき、私がまず思ったのは、


「MY楽器はあきらめてもらおう」


ということでございました。

音大を目指すというならまだしも、

淀工に行くというならまだしも、

毎年、普門館にいくというならまだしも………。

いや。
それでもまあいい。

息子は本当に楽しそうに部活に通っているではないか。

「楽器は一生の友だちです」と、佐渡さんも言っているし。

買ってもいいかな?

気持ちが動きかけたとき、1年生男子は息子一人という事実に気がつき、「こりゃ、やっぱヤメだな」と、思いとどまったのでした。
(人数の関係で楽器が変わる可能性が大変高いのです)


ちなみに。


初めて金管楽器を買うときの価格の基準は30万からといわれています。
音大を目指そうという人は、60〜80万くらいの予算で楽器を選びます。
ホルンはそこに+10万〜15万が相場だといわれています。

もちろん吹き手があってこそなので、高い楽器だから良いというわけではないというものの、その価格を最低ラインとして提示されるには、それだけの理由があることは私も知っています。


それをまあ大抵は、学校出入りの業者さんやら、個人レッスンの先生を通して、2〜3割引で買うというのが通常でしょう。


幸い、私はけっこう楽器屋や音楽屋に知り合いが多いのですが………。
いくらなんでも、いつやめるかわかんないのに、イプサムより高いホルンを買うほど私は親バカではなかったのでした。





が。


このたび、息子。

そんな親の懐具合と心情を察しているのか、お年玉を全投入して、中古のホルンを買いました。
>しかも楽器を買うには一番無謀といわれているネットオークションにて購入。




horn_before.jpg

息子が買った初めての楽器、B♭管ホルンYHR-321です。かなり古いです。
おそらく20年以上は経っていることでしょう。

手軽な中国製も検討したのですが、フルダブル(新品)を吹いてみたら「値段よりYAMAHAと思った」とのこと。

ごらんのとおり、我が家に届いた時点で、かなりのジャンク品。

ハンダはとれてるわ、穴は開いてるわ、矢印部分の凹みなど、ロータリーがイカれてないだけマシ!という状態。






なんでこんなのでも購入を決断できたのかというと、大阪にはホルン修理の匠がいるからでして………。
万全の信頼と少ない予算をもって、総リペア&オーバーホールして頂きました。




horn_after.jpg

1ヶ月近くの入院後。

どうですか!?
あの凹みがこんなにキレイになりました!!
音もばっちりキレイです。







「本当にどうもありがとうございます。大事に使います」

と、リペアマンのKさんに丁寧に頭を下げて持って帰ってきました。

自分で買ったのが嬉しいのか磨いてばっかりいます。





いつもゲームソフトに費やしていたお年玉をホルンに回すとは・・・・・・。
オカーサン、正直びっくりです。


いい友だちになってくれるといいね、うちの息子をヨロシクね。


と、願ってやみません。





さて、そんなわけで。


今年も叱り飛ばしながら、息子の部活を応援することになりそうです。

(と、いっても立場上、応援ばかりはしにくい私。「部活やめて勉強しろ!」というのもしょっちゅう言っています)




学年末テストまでもう少し。
がんばれ、息子!

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コメント (7)

ああ、心温まるいい話です。

オーケストラの楽器やピアノは、親が応援してくれて初めて続くもの。

一方、ギターやベース、ドラムといったバンド系の楽器は、親とケンカしながら続けていくもの。

後者で育った私は、現在、とっても前者における親の立場になろうとしています。

もっとも、娘がギターやベース、ドラムを始めたい、なんて言ったら、真っ先に喜んで応援しちゃうのは自分に違いありません。

mayu:

うわ〜!息子くん成長したなぁ〜と 感動しましたよ〜♪(拍手)
親の脛をかじって当たり前っていう顔をしている人に聞かせたいお話しですぅ。
ふーむ、匠の技は見事なものです。(まあ!なんと言うことでしょう!)ですね。(笑)

>TAKAPY先生

そうですねえ。
オーケストラやピアノは本当にお金がかかったんだな〜ということが、おかげ様でよぉ〜くわかるようになりました。(笑)

どんな楽器でも、やってくれると嬉しいですね〜。
最近、息子と音楽の話をするのがとても楽しいです♪


>mayuさん

そうなんですよ〜
見事な匠の技でしょう?
私も感激しちゃうくらいキレイになりました。

当然のようにヤツのお年玉だけでは足りなくて、私も何人かの福沢さんとお別れしてしまいましたので、あとは息子に家事労働で還元してもらわなくてはなりません。

まずはタンスを動かしてもらお〜っと。うふ♪

お金のかかった娘その1です。
たぶん、家の一軒もこの身につぎ込んだのでは?と思います・・。
感謝してもし足りませんね。
その分、嫁入り道具は無しでしたけど。

いい息子さんだ〜。
つかささんのブログを拝見していると、息子も良かったかなあなんて思います。
(タンス云々では決してありません)

楽器楽器のメンテナンスの秘技(?)って面白いですね。
フムフムと、びっくり。
ピアノは殆ど人任せですが、My楽器が持ち運び出来るのは羨ましいです。

>シニアさん

そういえば、昔、N響の茂木さんが
ピアノとバイオリンは3歳から始めていくらかかるか?って計算を「パイパーズ」でやってました。
目が飛び出そうな額になっていたことを覚えております(笑)

とはいえ、それは「心のおつり」ですから〜(*^o^*)

でも、さすがに、ピアノは持ち歩くわけにはいかないですよね〜。
(チェレスタやチェンバロはどうなんでしょうか?)


管楽器のメンテナンスは、みてるだけでも楽しいですよ〜(^o^)/
作るのをみるのも楽しいですし♪


ピアノを持ち歩く(?)ピアニストもおりますよ。
かの、ホロヴィッツやミケランジェリも来日の際に数台を船便で送ったそうです。
それも、湿気が多い日本になじむ期間を逆算して送ったと聞いております。凄いねえ。
その日のホールやご自身のの状態等で数台から選び、調律師も付きっ切りで世話をしています。

チェレスタは多分オーケストラの楽器として所有されているか、貸し出しだと思います。
ハープシコードも大きなホールなら施設品で、又は貸し出しかな。
勿論有名なハープシコード奏者は自分の楽器を運び込んでのコンサートですね。

ほ〜!!

ピアノ数台を持ち運ぶって!
すごすぎる〜\(◎o◎)/!

私のような小者には想像もできない世界でございますが、そんな人たちのコンサートにいって、

「やっぱちがうわ〜♪」

と言えたらかっこいいなあなんて妄想を描いてしまいます。


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