やっと、電気屋さんが来てくれたのだが、家中を大掃除して待っていたのに、
「寿命ですねえ(-_-;)」
と、いわれて終わり。( ̄□ ̄;)!!
モノがモノだけに、すぐ適当なサイズのものを買いにいった。
とりあえず、家が片付いているうちに来ていただかないと困る。(^-^;
それにしてもイオンってどうなん?
まだ流行ってるのだろうか?
さて、そんなこんなで1日潰れてしまった。
いくらなんでも、休みをこんな風に過ごすと物足りない。
なので、ここ一週間ほど探しに探した、電気3五郎(改)氏オススメ!
ブルース・スターリングの「スキズマトリックス」を読む。
(あとで、あっという間にamazon.co.jpでも見つかって立ち直れなかった_| ̄|○)
まだ冒頭なので、全体の感想はまた追記するとして、太陽系全体を舞台にしたSFなのに、この本は思想に満ちている。(いや、正しくは思想のない本などないのかもしれないケド)
ここには、進化しすぎたテクノロジーの副産物として、ラジカルな思想に頼り、傾倒し、利用することで、振り返れば思想に支配されてしまって、自分ひとりでは立ち上がれない人々がたくさんでてくるのだ。
耳の痛い話だ、と思いながら、
(んで、これまた、いるんだわ、私のようなバカが。( ̄□ ̄;)!!)
色々考えるSFなんて久しぶりだなあ〜と楽しんで読んでいる。
おそらく一気に読むので、感想をしばし待て!
まず!
ブルース・スターリング「スキズマトリックス」には、思いのほか手間取ってしまった。
とにかく冒頭から、2部まで、作者の意図がわからないうちは、読みにくくて仕方ない構成になっている。
この「スキズマトリックス」独特の世界観と、価値観のみで構成されているので、共感できるところがほとんどないからだ。
英語で読めばよかったかもしれん(-_-;)
というのが、とりあえず、読み始めてすぐの私の感想であった。
さらには翻訳が微妙に古いので、「う、これは、もうそのままにしといて欲しかった」ということも多い。
読み手のテンポがんかなり狂いがちになってしまう。
とにかく読みづらい。
タイトルの「SchisMatrix」は、「Schiz=ちょっと変な。分離した。」というスラングと、「Matrix=基盤」の造語である。
そしてこの造語は、物語のありとあらゆる面で、あらたな「Schiz=分離」として登場する。
それがまあ、時間や空間を隔てて、また新たな思想の下に登場するので、一度読んだだけではよくわからないし、説明もないので不親切極まりない。
と、ここまでけなしてしまったが、ところが読み進むにつれて、その意図がわかってくると、なるほどなあ〜と思えてくるのだ。
>しかしそれまではやたら長くてホントーに読みにくい本である。
この物語にある「SchisMatrix」とはなにか?
「テクノロジーが異常に進化した生態系における思想や主張なんて実はハッタリだ!」
ということではなかろうか?
ちょっと変で不自然なものを良しとするこの世界で、全編とおして、リアリティも皆無だ。
いや、必要ないのかもしれない。
普遍的な要素が一切ない。
もはや今となってはSF好きにはおなじみの不老不死や、SEXに対する原始嫌悪も含まれているものの、そこに至るまでの思想とはなんだったのか?!というのがテーマなのだ。
(「だからどうした!?」と思ったが最後、つぎの章ではもうその話が終わっている)
おそらく、この物語の中では、そういう説明はたぶんいらんのである。
なんでかというと、ものすごくサイバーなお話なのに、サイバーがやたらと人間臭い。
そして、「もちろん、君たちはこの話のmatrixはわかってるよね?」という前提で話が進む。
アシモフや、ウェルズ、F・K・ディック、ブラッドベリらSFの先駆者たちへの壮大なオマージュが見え隠れする。
そんな調子なので、主人公リンジーの目指すものが一体なんだったのか?
それは読み手によってちょっと意見が分かれることであろう。
ついでに、リンジーが果たして主役なのかといわれれば、私は「否!」と答える。
でもリンジーの生き方に、意味がないとはとてもいえない。
いうなれば、彼は自分が頭がいいことを知っているバカである。
しかし、お利口なので、自分のやってきたことへの責任をとったりはしない。
だからヤツはずーっとこの宇宙を流れていくしかない。
と、まあ、それが粗筋っちゃあ、粗筋なのだが、それ以外はない。
もとよりストーリーなんてないのだ。
おもしろいけど、重い。
重いけど、これは傑作だ〜!
しかし、それにしても読みにくい。
そんな風な支離滅裂な書評(感想?)になってしまっていることをどうかお許しいただきたい。
でもそれは、「読めばわかるって」としかいえないので、ぜひご一読くだされ。
はまる人にはたまらん一冊である。
ところで
実は「Schiz」という言葉は、我々心理屋には結構おなじみだったりする。
意味を調べていただいてから、まずはさらっと、次にじっくりと読むと、もしかしたらこれはただのSFじゃないのかも?
と、いう新たな視点もある。
なるほど、パンクな小説であった。
視点によって、まさしく「SchisMatrix」な内容になってしまう。
とはいうものの、テーマそのものは、思想やら主張なんて重々しいものではなく、ものすごくシンプルだ。
これはちょっとクセになりそうだ。
どうやら絶版らしく、なかなか手に入らないのであるが、この作品の前身といわれている「蝉の女王」をまじめに探すことにしよう。
とにかく、考えながら読む本ではない。
あなたは、地球以外の宇宙にいたなら誰でもよく解る1冊の本を手にしたにすぎないのだ。
うーん、それじゃ微妙?


