スーパーで息子が大好きなゲームシリーズの付属ユニットが安売りされていた。
型落ち品でいまや中古ソフトでしか手に入らないそのシリーズの付属ユニットは、定価210円の品、大幅割引き!という見出しで、それを10個セットにして200円という値札が貼ってあった。うん、かなり安い。
大阪でいうところの「日本橋価格」であろう。
学校から帰ってきた息子にその激安情報を伝える。
普段なら、お小遣いの千円札を握り締め、選びに選んで、それでも結局3個だけ買って、お釣りをきっちり貯金する、という手堅い息子も、「今日は少ないお金で、まとめて買えるねえ〜」と嬉しげである。
改めてスーパーに行ってみると、ワゴンには息子のお目当ての品がまだまだ山のように積まれていた。
考えてみると、もはや「200円」という値札を貼ろうが売れない玩具、というのもすごい。息子にとってはかなりお得な買い物であるが、おそらく店にとってはデッドストックもいいとこであろう。
と、すると、その中に、1つだけ2000円という値札が貼られた商品があった。同じシリーズの同じ型落ち品である。
「これ、おかしいよね?」という息子にレジへ尋ねに行かせた。
息子:
「この値札、ほとんど値引きされてませんけど、この価格なんですか?」
レジのお兄さん:
「はい、そうです」
息子:
「これだとほとんど定価のままですよね?」
レジのお兄さん:
「ううん、割引されてるでしょ?」
息子:
「割引なんかされてないじゃないですか!!(▼▼メ) 」
レジのお兄さん:
「割引されてるでしょ?定価210円で10個で2000円なんだから!」
沈黙
息子:
「………………もういいです。ありがとう」
このやり取りに、母親である私は大笑いしてしまったのであるが、「この店員さんはダメだな〜」という結論を招いたことは言うまでもない。
どちらにしろ、値札の価格の決定権なぞ彼にはないんだろうし、2000円という値札が正しいのであれば、「200円なら買うけど2000円なら買わない」という結果になるだけである。
それにしても、ちょっとくらい子供の疑問をちゃんと解決できるような動きを見せてほしかったもんだ。
否、そもそも「割引なんてなってないじゃん!」というつっこみの理由がわからないのも「なんだかな〜」だけどさ。
もうちょっと頑張れよ〜兄ちゃん。
日本の未来が暗いぜ。
その後、200円と値札の貼られたモノだけをきっちり選んで帰った息子は、
「僕が子供やから『割引』ってわからんと思ってるんかな〜?バカにすんな〜!(▼▼メ) 」
と怒っていて、つっこみどころはそこなんかい?!とまた笑ってしまった。
いずれにしろ、今日も平和な一日であった。

