うちのオババは、御年88歳であるが、いまだに介護認定もつかないくらいピンピンしている。
でも、まあ世の中の年寄りによくあるように、都合よくボケたり、いたるところが不自由になったりもする。
なので、オババの「自称・認知症」は、けっこう家庭内でトラブルのモトにもなっている。
とはいうものの、元気なのは幸いだ。
けれども、やっぱりどっかにガタはきているらしく、鍵を持たずに出かけてオートロックから締め出されてしまったり、ケガやら病気やら年相応なトラブルもあったりで、1人ではほっとけない。
でも、留守番くらいはできるでしょ?というのが、オババに対する我が実家の認識であろう。
が、働き盛りの人間しかいない我が実家。
日中1人でポツンと家にいるのは、ヒマで仕方ないらしい。
というわけで。
うちのオババも日がな1日病院の待合室でしゃべくっている、老人医療問題をよくわかっていない当事者のひとりだ。
そんな元気なオババであるが、近頃、ヒザに水がたまるようになり、このたび装具をつけることになった。
オババいわく、「そういう年寄りグッズは大キライ」なので、やたらと嫌がっていたのだが、イチイチ車でどこにでも送っていけるわけじゃないし、一人で歩けなくなったら大変なので、とっととつけるように家族中で説得した結果である。
それに伴い、前日、つかさみずほは、その装具の費用が老人医療保険から還付されることを説明しに実家に行った。
息子であるパパりんからは、オババはとりあえず、装具の立替費用として2万円をもらった。
ついでに、歩くのを億劫がるオババへの配慮で、その装具は、川村義肢の担当さんが、医師からの意見書とともにわざわざ届けてもらう手配もした。
なので、オババは問題なく、無事に装具をつけてもらえる予定だった。
が、どうやらオババはそれを断ったらしいのだ。
どうやら、自分が病院に行きたいばかりに、担当さんに病院で待っているように伝えたらしい。
なんということであろうか。
全ての手配をまったく無視して、タクシーで病院に向かったオババ。
それでも優しい川村義肢の担当さんは、それは丁寧な説明をし、丁寧に装具もつけてくださった。
ついでにオババの果てしない自慢話つきだ。
仕事とはいえ、有難いことである。
装具はいわゆるサポーターなので、それほどの不自由もない。
これで、多少の痛みも軽減されるであろう。
と、ここまではよかった。
が、オババは私が説明した装具の代金について、「その装具の代金はほとんどいらない」という点しか覚えていなかった。
パパりんからもらった2万円はお家に大切にしまったままである。
えらいことである、装具代の支払い代金の手持ちがない。
とはいえ、このようなことは、年寄り相手の病院ではよくあることなのらしい。
「明日でいいですよ」と受付のひとにいわれたが、「お金を払わない=泥棒もおなじ」と思っているので、
あら、帰れないわ( ̄□ ̄;)!!孫に電話してください
と、相成った。
まあ、100万歩譲ってここまでもよしとしよう。
私も、多少の融通のきく仕事なのだ。時間はかかっても対応は早い。
が、この時、オババがつかさみずほに、なんといったのかというと、
「お金がなくて、病院から帰れないの(ノ_<。)」
といったのである。
あのね。
普通の人なら、びっくりすると思うんですわ。
家で装具をつけてもらってるはずなのに、一体なにがあったのか?と思うでしょ?やっぱり。
私はとるものもとりあえず、慌てて病院にいった。
当然である。
が、病院につくとうちのオババは、悪びれる様子も反省した様子もなく、
ごく普通に老人同士でワイワイやっていた。
つかさみずほ、大激怒(▼▼メ)
普段、一緒に暮らしていないので、孫の中では「オババに優しい方のグループ」に属しているつかさみずほもこれにはキレた。
つかさみずほ 「なんで病院きたんさ?(▼▼メ) 」
オババ 「(届けてもらったら)担当さんに迷惑やな〜と思って(・_・、)」
つかさみずほ 「お金ももたんと病院きて、ここでずーっと待たせたら、余計迷惑やんかっ!(▼▼メ) 」
オババ 「だって、つかさみずほがお金いらんっていうたやんか」
つかさみずほ 「いうてないわっ!昨日、パパりんから2万円預かったやろっ?(▼▼メ) 」
オババ 「……そうやったか?……………そんなん、忘れた」
これである。
これが、オババが「自称・認知症」といわれる所以なのだ。
しかも、
私はオババからその2万円をまだ返してもらっていない。_| ̄|○
普段は、たった数百円の買い物をしただけで、「返す、返す」とうるさいくらいなのに勝手なオババである。
しかたないので、還付金をこっちの口座に入れてもらおうと思ったのだが、
って、9割しか還ってこーへんやん!!!
高速ぶっとばして、実家まで帰ったのに!!もう!
むかつく〜
と気がついて、やっぱりパパりん経由で返してもらうことにした。
オババは元気なほうがいいのだが、こういうのはやっぱり困る。
オババよ、頼むから、ある程度は、じっとしてて!!
ほんまに。びっくりするから。

